ネットが無い時代でも
前回1stに名盤多い説を書きましたが、
どうしても単独で取り上げたいアルバムがあったのでまた1stアルバムの名盤の話です。
中村一義「金字塔」
このアルバムの魅力を伝えるのは難しいのですが、
一つ言える事は1stだから、あの時代だから、1人だから生まれた名盤なのは間違いないです。
リリース当時はネット普及が一般的にはまだまだで、情報源といえば下の6つ位でした。
①雑誌→ロッキンオン、バウンス等
②ラジオ→JWAVE等主にFM
③CD屋→タワーレコード、HMV等
④テレビ→Mステ、ヘイヘイヘイ等
⑤ライブハウス
⑥友人知人
音楽好きな私は、比較的良いアーティストやCDの情報は知っている方だと思っていましたが中村一義は残念ながら知りませんでした…。
そんな中、大学で知り合った音楽好きな友人から
「絶対好きだと思うから聴いてみて」
と勧められたのが「犬と猫」でした。
正直初めて聴いた時は、独特の高い声に拒否反応があり、あまり好きになれませんでした。
しかし何度も聴いているうちに癖になり、気付けば
ど〜う?ドン
ど〜う?ドンドン
と口ずさんでリズムを取っている自分がいました。
それからは犬と猫を含む1stアルバムのリリースを待ちわび、金字塔を手に入れたのです。
個人的に出会いから思い入れがあったので、かなり贔屓目な評価にはなりますが、何というかこのアルバムを好きだという人がいたら絶対に仲良くなれる気がします。