ネットが無い時代でも
前回1stに名盤多い説を書きましたが、
どうしても単独で取り上げたいアルバムがあったのでまた1stアルバムの名盤の話です。
中村一義「金字塔」
このアルバムの魅力を伝えるのは難しいのですが、
一つ言える事は1stだから、あの時代だから、1人だから生まれた名盤なのは間違いないです。
リリース当時はネット普及が一般的にはまだまだで、情報源といえば下の6つ位でした。
①雑誌→ロッキンオン、バウンス等
②ラジオ→JWAVE等主にFM
③CD屋→タワーレコード、HMV等
④テレビ→Mステ、ヘイヘイヘイ等
⑤ライブハウス
⑥友人知人
音楽好きな私は、比較的良いアーティストやCDの情報は知っている方だと思っていましたが中村一義は残念ながら知りませんでした…。
そんな中、大学で知り合った音楽好きな友人から
「絶対好きだと思うから聴いてみて」
と勧められたのが「犬と猫」でした。
正直初めて聴いた時は、独特の高い声に拒否反応があり、あまり好きになれませんでした。
しかし何度も聴いているうちに癖になり、気付けば
ど〜う?ドン
ど〜う?ドンドン
と口ずさんでリズムを取っている自分がいました。
それからは犬と猫を含む1stアルバムのリリースを待ちわび、金字塔を手に入れたのです。
個人的に出会いから思い入れがあったので、かなり贔屓目な評価にはなりますが、何というかこのアルバムを好きだという人がいたら絶対に仲良くなれる気がします。
久しぶりに新譜を買いました。
久しぶりに書きます。
1度離れると中々根付きませんね…。
コロナが収まらない日々ですが、ステイホームの後押しになったのが年末年始のドラマの再放送でした。
特に1番見たかったアンナチュラルがようやく視聴出来たのが良かった。
ドラマの感想を挙げたらキリがない程、近年の個人的ナンバー1ドラマになりました。
以下良かった点を順不同で挙げます。
・登場人物が皆魅力的
・市川実日子と松重豊が特に好き
・単独の話がそれぞれ秀逸
・まさかのコロナの話には驚き
・我が家坪倉のサービス残業の話が特に泣けた
・通して赤い金魚の犯人を追う展開も良い
・バックミュージックが格好良い
・そして最高のタイミングでのLemon
米津玄師のようなアーティストが、あれだけ売れるようになったのは今の時代ならではと感じます。
ここ数年はちゃんとした?アーティストが売れていると思うので引き続きこの流れが続く事を願ってます。
発売日に新譜を買ったのはいつ以来だろう?
安室世代
大人になると仕事を通じた知り合いは増えるが、腹を割って話す人は減っていきます。
そんな中、私の中で一気に距離が縮まる人がいます。
「同年代」「同郷」
これだけで初対面でも壁が無くなります。
芸能人やアーティストでも同様で、勝手に親近感を感じてしまいます。
というわけでスーパーカーは私と同学年のバンドです。
もう解散してしまいましたが、同学年として誇りに思うバンドです。
淡々としてクールなイメージが強いですが、熱い曲が多いです!
曲名も日本語と英語が混ざったタイトルが多く、センスを感じます。
個人的には
アオハルユース
ユメギワラストボーイ
が好きです。
特にアオハルユースの高揚感は最高なんです!
スリーピースの魅力
スリーピースバンドが好きです。
音は絶対に4人組以上のバンドのがいいに決まってますが、3人でしか出せない音や薄さがとても魅力的なんです。
私が好きなスリーピースバンドは
ブランキージェットシティ
チャットモンチー
ハイスタンダード
サニーデイ・サービス
フィッシュマンズ
等々…
他にも沢山いますが、特に好きなのはこの面々です。
唯一の女性バンドですが、チャットモンチーは文句なしに格好良いバンドでした。
特にドラムの高橋が在籍してた3人組時代が1番好きです。
誤解を恐れずに言うとチャットモンチーはギターも含めたリズムが1番の魅力だと思ってます。
キャッチーな曲が多いですが、格好良いドラム、ベース、ギターのリフもあり演奏技術はかなりだと思います。
それだけにドラムの脱退は残念でした。
色々な声はあると思いますが、私はチャットモンチーの全盛期は「告白」というアルバムだと思います。ライブで是非観たかったバンドです。
ラーメン食べたい
私が1番憧れる男、それが奥田民生。
影響を常に与える男です。
将来あんな50代になりたい。必死にやってないように見えるけど、さりげなく凄い事をやっている。
ユニコーン(特に再結成前)もソロも好きです。
好きな曲は沢山ありますが、数曲あげるならば
すばらしい日々
与える男
マシマロ
何と言う
野ばら
イージューライダー
MOTHER(パフィーのカバー)
人ばっか
他にも沢山ありますがとにかく世に知られてない名曲(迷曲)が多いです!
また別の時にカバーを取り上げた回がありましたが、奥田民生もカバーのセンスがいいと思います。
取り上げる曲のチョイス、アレンジ、民生の曲にしてしまう凄さなどライブを中心にカバー曲は多いです。
私が民生で個人的に好きなカバーは
「ラーメン食べたい」です。
矢野顕子の曲ですが、ひとり股旅(広島球場)で披露したカバーが鳥肌ものなんです!
こう言っては何ですが、民生より歌の上手い人は沢山いると思いますが心に響く歌い手は限られてきます。
この曲のカバーは本当に必聴なので是非聴いてみて欲しいですね。
ジャケ買い
曲をダウンロードで買うのが主流になっている昨今、もはやCDを買うという事も珍しくなっています。
もちろん曲を聴くという事だけであれば、ダウンロードで事足りるのですが、CDはジャケット含めてブックレットなどのトータルでのアートワーク引っくるめて買う物だと思います。
ジャケ買いなんて言葉があるのも、音とは別でジャケットも一つの作品と捉えてるからだと思います。
私が好きなジャケットのアルバムは沢山ありますが、何かのオマージュやリスペクトを感じる物は
無条件に好きです。
特にミッシェルガンエレファントは自分たちの好きなバンドのジャケットからの引用が多く、あのジャケットからだ!とルーツを探る楽しみもあります。
CDとLPでジャケットを変えたりもしているので、本当にこだわりを持っているのが分かります。
1番好きなのは「チキンゾンビーズ」のLP版です。
ザ・フーの「オッズ&ソッズ」をオマージュしたジャケット、しかもヘルメットのアルファベットもメンバーの頭文字になっているんです!(フトシ、ウエノ、チバ、クハラ、とアベだけフトシのF…)
こういう遊び心はファンからすると堪らないですね。